こんにちは、Gochoです。
ファッション楽しんでますか?
今回も大好きなミリタリーアイテムを紹介しようかなと思います!
M-47カーゴパンツです!
アメカジや古着が好きな方はもはや既知の情報かもですが、私も解説していきたいと思います。
ぜひ最後まで見ていってくださいな!
- 30代男性/171cm・約60kg
- 普段はマーケティング領域の仕事に従事
- ファッション好き歴20年以上(≒服好き)
- アパレルOEM生産経験あり
- 黒い服が大好き
- 系統は雑食、ミリタリーテイストのアイテムが特に好み
ファッション史こんにちは、Gochoです。
ファッション楽しんでますか?
今回も大好きなミリタリーアイテムを紹介しようかなと思います!
M-47カーゴパンツです!
アメカジや古着が好きな方はもはや既知の情報かもですが、私も解説していきたいと思います。
ぜひ最後まで見ていってくださいな!

M-47カーゴパンツ(以下M-47)とは、1947年にフランス軍で採用された軍用パンツのことです。
戦闘時の作業性と耐久性を重視して設計されており、第二次世界大戦期に使用されたアメリカ軍のM-43フィールドパンツに影響を受けているとも言われています。
ちなみに正式名称は
「Pantalon de treillis modèle 1947/パンタロン ド トレイユ モデル1947」
といい、日本語に訳すと
となります。
正式名称は知らない人多いと思うので、押さえておくとドヤれるかもしれません(笑)
M-47は縫製が非常に丁寧なことでも知られており、その完成度の高さから、かの有名なマルタン・マルジェラが手掛けたアーティザナルコレクション(1998年AW)のランウェイで、
M-47カーゴパンツを裏返した状態で着用させる演出が行われたのは有名な話です。
また日本では、宇多田ヒカルが名曲「Automatic」のPVで着用したことも、ファッションアイテムとしての知名度をさらに高めた要因の一つと言われています。
現在はヴィンテージ市場での評価にとどまらず、様々なブランドが復刻やサンプリングをするなど、M-47は時代を超えて支持され続けているミリタリーパンツの名作となっています。

M-47はしっかり太いシルエットと大きなカーゴポケットが特徴で、耐久性の観点から生地が厚手なのもポイントです。
また、M-47は1947年に開発され軍の装備として実践で使われていましたが、運用していく中でその頑丈さゆえの重量や、装備への干渉などの課題点が見つかった(※諸説あります)ため改良が加えられることになり、ざっくり前期型・後期型と分けられるようになりました。
前期・後期共通の特徴としては、
▼ボタンフライである(ジッパーフライは存在しない)
▼縫い目を利用した特徴的なスラッシュポケット
▼フラップと内側にボタンが付いたカーゴポケット
▼裾ストラップ
▼膝部分の補強布

があります。
ちなみに
上記の理由から明確なモデルの切り替え年は分かっておらず、
おおよそこのような感じにグラデーションで変化していったとされています。
そのため、後述するディテールが混ざった個体も確認されています。
ではここから前期・後期の違いについて見ていきましょう。

前期のモデルには以下のような特徴があります。

前期型は、非常に厚手でしっかりとしたコットンツイル(綾織)生地が使われています。
ハリが強く重量感があるため、無骨でタフな印象が特徴です。
まさにミリタリーパンツといった感じですね!
後期では軽量なヘリンボーンツイル(HBT)に変更されるため、この生地の違いは前期を見分ける大きなポイントの一つです。
前期型は、M-47の中でも特にワイドでボリュームのあるシルエットをしています。
太めのワタリから裾に向かってズドンと落ちるストレートシルエットで、重厚な生地も相まって唯一無二の存在感になります。
この無骨なシルエットが永く愛されている理由かなと思いますね。

前期型のフロント部分にはトップボタンが2~3つ並んでいる仕様が見られます。
これはウエストのフィット感を高めるためのディテールと考えられております。

続いて後期型の特徴を見ていきましょう。

後期型では、生地がヘリンボーンツイル(杉綾織)に変更されています。
前期の厚手コットンツイルに比べて軽量で柔らかく、動きやすさが向上しているのが特徴です。
見た目も織り柄がうっすらと浮かび上がるため、前期とは異なる表情を楽しめます。
ちなみにヘリンボーンとは、生地の織り柄がニシンの骨のように見えることから名付けられた織り方のことです。
後期型は前期に比べてやや細身でバランスの取れたシルエットに変更されています。
極端なワイド感は抑えられ、より実用的で動きやすい形状になっています。
そのため、現代のファッションにも取り入れやすいシルエットといえるでしょう。

後期型は、前期で見られたトップボタン2~3つの仕様から、1つボタンへと簡略化されています。
これは生産効率の向上や構造の簡略化が目的とされており、ディテールとしては小さいながらも、前期との明確な違いの一つです。
ただ、実際には複数の工場で生産されていたことや移行期の存在により、後期型でもフロントトップボタンが2つ付いている個体も多く見られます。
M-47の前期・後期の違いをあくまでコーディネート的な観点でまとめると
| 前期型 | 後期型 | |
| 生地 | 厚手のコットンツイル | やや薄手のヘリンボーンツイル |
| シルエット | ワイドストレート | ワイドテーパード |
| 印象 | 無骨・迫力がある | スッキリ・きれいめにも振れる |
| 季節 | 秋冬メイン | オールシーズン |
こんな感じですかね。
どちらもワイドパンツのカテゴリーであることは間違いないですが、後期型で使用されているヘリンボーン生地は一般的に、上品でクラシカルな印象を与えることからスーツやジャケット、コートなどに使われることが多いです。
ですので、ワーク系のジャケットやパンツで使用されることが多い前期型のコットンツイルよりかは、きれいめなアイテムとも相性が良いのかなと個人的には思います。
なんて方は前期型で、
という方は後期型を選んだらいいんじゃないかなと思います!
まぁただどちらも太ってぇです(笑)
M-47カーゴパンツは独特なサイズ表記が採用されているため、何も知らずに初めて購入するって方は多分おそらく絶対戸惑います(笑)

ヴィンテージのM-47にはこういった数字が記載されています。
この数字の読み取り方は以下です!

おおよそこのような感じだと言われています。
ちなみにレングスが曖昧な表現である理由は、ヴィンテージアイテムゆえの個体差の大きさや、洗濯後の縮みなどがある個体があるためですが、目安としては以下の股下の長さだとされています。
あくまでも参考ですが、前期型の方が長い傾向にあったり、例えば同じ2でも普通に±2~3cmはズレたりするらしいので、購入の際はできれば試着したいとこですね!

身長170cm前後であれば「レングス2」を選ぶ人が多く、裾をワンクッションさせて履くスタイルが良い感じっぽいよ
またM-47は裾のストラップでレングスを調整できるので、あえて長めをチョイスして絞ったりするのも楽しそうですね!
いかがでしたでしょうか?
M-47カーゴパンツがどういうパンツなのか伝わったんじゃないかなと思います。
今後M-47カーゴパンツを使ったGocho流のコーディネートもお見せしていくので、気になった方はまた見に来てください!
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